リハセンター

今村純平・理学療法士からのメッセージ

 

 

真面目で優しいスタッフが多いと実感しています。

 

私は現在、理学療法士として当院のリハビリテーションセンターで主任を務めています。当センターには、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士など40名を超えるリハスタッフがおり、患者さんの一日も早い回復と社会復帰のために、力をあわせてリハビリテーションに取り組んでいます。リハビリテーション医療は全人的医療といわれています。本来、リハビリテーションは「運動療法や物理療法、日常生活動作練習など」だけを指すものではなく、その人の生活や社会背景、価値観などを含めた『全人間的復権』を意味する言葉です。そのためにも、リハスタッフだけでなく、あらゆる職種との一貫したチーム医療が大切です。

実は私は、理学療法士になる前は別の仕事をしておりました。30歳になる前に、作業療法士である友人の影響を受け、一念発起して理学療法士を目指しました。そして専門学校を卒業後、当院に就職しました。就職先に決めた最大のポイントは、当院の理念にある『地域と生きる、地域を生かす』という言葉です。また、当院が「全人的医療」「人間の尊厳を守る医療」を実践している点にも共感しました。就職してから10年が経ちますが、スタッフ一人ひとりにその考え方が浸透しており、真面目でやさしい人が多いように感じます。今後は、確かな根拠に基づくリハビリテーションが提供できるように、臨床で得られた経験を、研究活動などを通して振り返り、先進的リハビリテーション医療を追及していきたいと考えています。

 
 

今村純平 profile
リハビリテーションセンター主任。2004年4月入職。
30歳で理学療法士を目指し、労働福祉事業団九州リハビリテーション大学校(現:九州栄養福祉大学)へ入学。