かぶとやま会概要

2004年12月をピークに日本はついに人口減少社会を迎えました。 加えて、少子高齢化という、いずれも歴史的に前例のないトレンドに入ったことになります。 今後の高齢化社会では、社会保障に関わる環境は益々厳しくなっていくことが予想されており、2025年度に向けて医療と介護保険制度が大きく見直されていくことになります。 リハビリテーション医療は、全人的医療であり、あらゆる障害を持つ人たちの生活や人生の質を維持向上させていく大きな目的があります。 このため、障害発生後の回復期リハビリテーションにおいては、できるだけ早期より、快適な環境の中で、先進的かつ専門的技術が提供できるよう努めています。 一方、維持期や身体的な回復の見込みが乏しいひとには医療保険での積極的リハビリテーションを提供することが難しくなっていますが、制度の狭間で悩まれている多くの皆様にも、 私たちにできる限りの支援をしていきたいと考えています。私たちは「尊厳ある人生」を応援します。

 

かぶとやま会の理念

 

 「地域と生きる」「地域を生かす」地域において“必要不可欠”であること。
 「あると便利」ではなく「ないと困る」組織作りを目指します。

 

基本方針

 

全人的医療の提供に努めます。

説明と同意のもとに、個々の皆様の病状や人生観に合わせた尊厳ある医療を目指します。  

医療の選択性の確保と総合支援

当院以外の医療機関や施設および公的機関と連携を結び、皆様がご希望される医療機関等へのご紹介や、介護福祉関連サービスが継続して受けられるよう支援いたします。  

地域ネットワーク

地域における医療・介護・福祉の連携活動、交通事故重度障害者の支援事業、福岡県の介護予防事業、久留米市の包括支援事業などに対して、積極的に参加し支援していきます。  

自己研鑽

チーム医療を駆使した最新医療を提供するため日々自己研鑽に努めます。
全職員研修の様子  

回復期リハビリテーション病棟の理念と基本方針

 

理念

私たちは持ちうる技量を最大限に発揮して、皆様の安心・安全な生活と尊厳ある人生を積極的に支援します。  

基本方針

 【多職種協働によるチームケアの実践】

  • ∗皆様との協働によるリハビリテーションの目標設定
  • ∗個々の生活様式に見合ったリハビリテーションの提供
  • ∗退院後の生活を踏まえた総合支援
  • ∗在宅における持続可能な生活支援

 

施設紹介

 

開設 明治39年4月(昭和26年7月医療法人へ改組)
所在地 福岡県久留米市山本町豊田1887
標榜診療科目 内科・循環器科・リハビリテーション科
病床数 121床
  ・一般病棟36床 (急性期一般病床14床 地域包括ケア病床22床)
  ・療養病棟33床
  ・回復期リハビリテーション病床52床
敷地面積 8,611㎡
建物 鉄筋コンクリート3階(1棟)
  鉄筋コンクリート2階(2棟)
建物延べ床面積 6,076㎡
施設概要 病棟(一般病棟・療養病棟・回復期リハビリテーション病棟)
  リハビリテーションセンター
  (理学療法室・作業療法室・機能回復訓練室・言語聴覚療法室)
  デイケアセンター (通所リハビリテーション)
  浴室(リフト付介助浴・自立浴・シャワーベッド)
  その他 ( 管理棟・給食厨房・研修室・多目的ホール・売店・託児所)
関連事業 居宅介護支援事業(かぶとやまケアプランサービス)
  通所リハビリテーション事業(久留米リハビリテーション病院)
  訪問リハビリテーション(久留米リハビリテーション病院)
  交通事故後遺症短期入院事業(国土交通省)
  福岡県筑後地区介護予防支援センター(福岡県委託事業)

 

施設基準に関する掲示

  • 1.看護体制
  • (1)一般病棟(病床数36床)
  • 急性期一般入院料6(10対1)(14床)
  • 地域包括ケア入院医療管理料2(22床)
  • 入院基本料による看護配置は10:1です。1日に11人以上の看護職員(看護師と准看護師)が勤務しています。
時間帯 看護職員1人当たりの受持ち患者数
8:30~17:00 6名以内
17:00~8:30 18名以内

 

  • (2)療養病棟(病床数33床)
  • 療養病棟入院基本料1(医療区分2及び3の割合8割以上)
  • 入院基本料による看護配置は20:1・看護補助配置20:1です。
    1日に5人以上の看護職員(看護師と准看護師)、5人以上の看護補助者が勤務しています。
時間帯 看護職員1人当たりの
受持ち患者数
看護補助者1人当たりの
受持ち患者数
8:30~17:00 9名以内 9名以内
17:00~8:30 33名以内 33名以内

 

  • (3)回復期リハビリテーション病棟(病床数52床)
  • 回復期リハビリテーション病棟入院料1
  • 入院基本料による看護配置は13:1・看護補助配置30:1です。
    1日に12人以上の看護職員(看護師と准看護師)、6人以上の看護補助者が勤務しています。
時間帯 看護職員1人当たりの
受持ち患者数
看護補助者1人当たりの
受持ち患者数
8:30~17:00 7名以内 13名以内
17:00~8:30 26名以内 52名以内

 

  • 2.リハビリテーションの施設基準
  • 当院はリハビリテーション総合計画評価施設として、
  • ●脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • ●廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
  • ●運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • ●呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • ●心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
  • を取得しています。

 

  • 3.食事の施設基準
  • 当院の食事は入院時食事療養(Ⅰ)と、入院時生活療養(Ⅰ)を取得しています。
  • 管理栄養士によって管理された食事を適時(夕食については午後6時以降)、適温でご提供しています。

 

  • 4.その他の施設基準
  • ●療養病棟療養環境加算1
  • ●療養環境加算
  • ●入退院支援加算1
  • ●医療安全対策加算2
  • ●電子的診療情報評価料
  • ●データ提出加算1
  • ●後発医薬品使用体制加算1
  • ●診療録管理体制加算3
  • ●がん治療連携指導料
  • ●がん性疼痛緩和指導管理料
  • ●感染対策向上加算3
  • ●認知症ケア加算3
  • ●在宅復帰機能強化加算
  • ●薬剤管理指導料1・2
  • ●CT撮影及びMRI撮影
  • ●入院ベースアップ評価料29

 

  • 5.入院時の食事代について
  • 令和6年6月の診療報酬改定に伴い、令和6年6月1日より、入院食事代が変更になります。

一般病棟・回復期病棟に入院したときの食事代の標準負担額(1食あたり)

所得区分 令和6年5月31日以前 令和6年6月1日以降
下記以外の方   460円 490円
住民税非課税世帯・
低所得者Ⅱ
90日まで入院 210円 230円
90日を超える入院 160円 180円
低所得者Ⅰ   100円 110円

療養病棟に入院したときの食事代標準負担額(1食あたり)

所得区分 令和6年5月31日以前 令和6年6月1日以降
下記以外の方   460円 490円
住民税非課税世帯・
低所得者Ⅱ
90日まで入院 210円 230円
90日を超える入院 160円 180円
低所得者Ⅰ 下記以外 130円 140円
医療の必要性が高い人 100円 110円
  • ※65歳以上で、療養病棟・回復期病棟に入院する患者様は、
     食事代(標準負担額1食あたり)に居住費(1日あたり)370円が加算されます。
  • ※指定難病者の食事代(標準負担額1食あたり)は、260円から280円に変更になります。

 

  • 6.差額ベッドの金額
  • 当院の差額ベッドは全て1人室です。
  • ※トイレ、シャワー、バスの無い個室があります。詳しくはお問合わせ下さい。
病棟名 場所 料金(日額) 設備備品
一般病棟 B棟3階 4室 5,500円 テレビ・冷蔵庫・電話など
療養病棟 B棟2階 3室 5,500円 テレビ・冷蔵庫・電話など
回復期
リハビリテーション病棟
B棟2階 2室
C棟2階 2室
5,500円 テレビ・冷蔵庫・電話など

 

  • 7.保険外のサービスの費用
  • コインランドリー 洗濯機:100円/回 乾燥機:(30分につき)100円
  • 洗濯代(業者委託) 3,460円/月

 

  • 8.180日を超える一般病棟入院に係る特別な料金(選定療養)
  • 急性期一般入院料6対象の患者:1日につき2,277円

 

  • 9.文書料(1通当たりの料金)
  • ●欠勤及び休業診断書:2,200円
  • ●入院証明書:5,500円
  • ●通院証明書:2,200円
  • ●身体障害者申請用診断書:11,000円

 

※尚、衛生材料費等の治療行為及びそれに密接した「サービス」や「物」について、費用の徴収や施設管理費等のあいまいな名目での費用の徴収は、一切認められておりません。

 

医療安全管理体制について

 当院は施設基準「医療安全管理体制2」の届出を行い、医療安全管理者と医療安全管理委員会を設置して、医療安全対策を実施しています。医療安全に関するご相談がございましたら、患者相談窓口へお申し出ください。医療安全管理者等が対応いたします。規定の閲覧については、各病棟(カウンター)及び外来待合室に設置しています。(医療安全管理委員会)

 

後発医薬品の使用について

 当院は施設基準「後発医薬品使用体制加算」の届出を行い、先発医薬品と同じ有効成分、同じ効能・効果を持つ後発医薬品(ジェネリック医薬品)を採用・使用しています。ご不明な点等は医師・薬剤師にご相談ください。

 

院内感染防止対策について

 当院は施設基準「感染対策向上加算3」の届出を行い、標準予防策などの感染防止対策に基づき業務を行っています。又、他の保険医療機関と連携、定期的に研究会等に参加し、院内での感染防止に取り組んでいます。(院内感染対策委員会)

 

個別の診療報酬の算定項目のわかる明細書の発行について

 当院では、医療の透明化や患者への情報提供を積極的に推進していく観点から、「診療報酬の算定項目の分かる明細書」(以下「明細書」という)を無料で発行しています。
 また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担のない方についても、明細書を無料で発行しています。
 明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されます。その点をご理解いただき、ご家族の方が代理で支払いまたは診療費計算書を受け取られる場合も含めて、明細書の発行を希望されない方は窓口までお申し出ください。

 

医療情報取得加算について

 当院はオンライン資格確認システムを導入しています。
 マイナ保険証に利用を通して診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めてまいります。正確な情報を取得・活用するため、マイナ保険証の利用にご協力をお願いいたします。公費負担受給者証については、マイナ保険証では確認できませんので、必ず原本のご提示をお願いします。

 

一般名処方加算について

 当院では、後発医薬品のある使用促進を図るとともに、医薬品の安定した供給に向けた取り組みなどを実施しています。特定の商品名でなく薬剤の成分をもとにした一般名処方を行っております。ご不明な点がありましたら、薬剤師へご相談ください。

 

医療DX推進体制整備加算について
  •  当院では下記の体制を活用しております。
  • (1)オンライン請求を行っております。
  • (2)オンライン資格確認行う体制を有しております。
  • (3)電子資格確認を利用した診療情報を閲覧・又は活用できる体制を有しています。
  • (4)医療DXを通して質の高い医療を提供できるように、マイナ保険証の推進に取り組んでおります。

 

生活習慣病管理料2について

 高血圧、糖尿病、脂質異常症の疾患を有する方が対象です。  病状により、28日以上のお薬の長期投与又はリフィル処方せんの交付が可能となります。

 

令和6年6月1日より、国が定めた診療報酬改定に伴い、窓口の負担が変更になります。ご理解とご協力をお願いいたします。

 

尚、当院は館内、敷地内の全ての場所が禁煙です。

 

一般事業主行動計画

職員が仕事と家庭の両立させることができる働きやすい環境をつくることによって、全ての職員がその能力を十分に発揮できるようにするため、次の様に行動計画を策定する。

 

計画期間

2022年8月1日~2026年3月31日

 

【目標1】有給取得促進(取得70%以上)

<対策>

  • ●部署ごとに前年度の取得率を把握
  • ●取得状況の情報を共有し、全体の取得率を向上

 

【目標2】育児休業の取得促進(女性75%以上、男性10%以上)

<対策>

  • ●男性職員にも育児休業を取りやすい環境整備
  • ●育休復帰復職時の支援や制度(短時間勤務利用)についての周知

 

【目標3】事業所内保育所(託児所)の利用促進

<対策>

  • ●災害等による休園時に、託児所にて一時預かりの支援
  • ●託児所の活動報告の共有

 

【目標4】女性の就業生活における活躍の推進

<対策>

  • ●女性が働きやすい環境の整備
  • ●女性が活躍できる職場であることについて現状の公表

 

【女性活躍推進法に関する状況は下記のとおり(令和3年度)】

 採用者に占める女性の割合 75.6%
 男女の平均勤続年数
 (女性8年9ヶ月、男性7年0ヶ月)
 男女の平均勤続年数の差異 123.9%
 管理職(主任以上)に占める女性の割合 52.3%
 労働者一人あたりの月平均残業時間 2.3時間