看護部【看護】
看護師一人ひとりが、主体的に考え、自ら価値をおくことに向かって
行動できる人を育てる為に、看護部長をサポートし共に歩みたい。
私は、2012年から2年間、久留米リハビリテーション病院看護部長の管理責任者・顧問として関りを持たせていただきました。私が最初に感じたことは、これまで勤務した急性期の総合病院と異なり、病院を取り巻く自然の素晴らしさや、隅々まで職員の心配りが届いている療養環境に心が動きました。さらに随所に在宅復帰に備えるための環境と時間が準備されているのを感じました。現在、国の施策は“施設”から“在宅”へシフトすることを求め医療・介護のそれに基づいたものへと変わりつつあります。この病院の特長の1つに“チーム医療”が挙げれます。時代の要請を先取りし、早くから“チーム医療”を展開・実施し、形式ではなくすでに定着し成果も着実に現れています。患者をチーム医療の真ん中に見据え、スタッフステーションではスタッフ間で活発な情報交換が行われ、それぞれの職種が独自の機能を最大限に発揮し確実に在宅復帰への支援を行っています。病院の理念である「必要不可欠」「地域と生きる・地域を生かす」にはとても深い思いを感じます。
私たち看護部門の存在が病院にとっても、患者さんにとっても、また、家族にとっても、チーム医療のメンバーとしても、あると便利ではなく、ないと困る“必要不可欠な存在”として成長していくようお手伝いができればと思っています。当院を選んで就職していただいた皆さんが、いつまでも社会との繋がりを持ち続け、子育て世代の人たちにとっても母親の役割を果たしつつ、看護師としてのキャリアを拡げることが可能な職場だと考えています。この病院で、これまで実践してきた看護を、これから“やりたい私の看護”に結び付けられる職場にできるように共に知恵を出しあい実践してみませんか。
りんくう総合医療センター(H10年4月~H15年3月)
国立病院(H1年4月~H8年3月)で看護管理者を務める。
「当たり前のことを当たり前に」きっちりとやる看護をモットーに。
病院の顧問の方と共通の友人を介して、看護部長としての就職のお話をいただいたのは、国立病院機構菊池病院で定年を迎えようとする間際の時でした。退職後は、しばらくのんびりしようと思っていましたが、実際に院長とお会いして話を伺うなかで、私のストレートな物言いに対してもしっかりと受け止めていただける懐の深さに感覚の一致を見て、「ここならやれる」と確信し、お世話になることを決めました。
また実際に病院を訪問し、施設の素晴らしさや緑に囲まれた豊かな環境も、第2のチャレンジを決める大きな要因となりました。何より病院特有のニオイが全くないことに、看護ケアが行き届いていることを実感しました。
そして、2013年4月から看護部長として勤務していますが、少しずつ課題も見えてきました。最も大きなテーマは、何といっても看護師の人材確保です。出産による休職をはじめ、その他の諸々の事情から、なかなかシフトを組むのに苦労しているのが現状です。私のモットーは、夜勤を含めて「当たり前のことを当たり前にきっちりとやる」ことであり、それを看護部の方針としています。そして患者さんやそのご家族の方に温かく接することができ、喜んでいただけることが、「地域に必要不可欠」な存在となる第一歩だと思います。比較的若い看護師さん多いので、そうした若い人たちが働きやすい職場環境づくりに努めながら、回復して自宅に帰っていかれる患者さんおよびご家族と喜びを分かち合えることを最大の喜びに、
微力を尽くしていきたい考えています。
九州がんセンターおよび九州内4つの国立病院に勤務。
定年退職を機会に、2013年4月に当病院の看護部長として就職。
患者さんの気持ちが汲める感性豊かな看護師に期待しています。
私は現在、看護師長として外来と在宅支援(デイケア)の全体を見ています。スタッフは外来が約5名、デイケアが約16名です。看護だけでなく介護と医療をつなぐ立場にたって、患者さんや利用者さんにとって最適なケアを提供できるように務めています。患者さん一人ひとりの社会的な背景や家族環境などに配慮しながら、あくまでも人間としての尊厳を大切にした全人的なケアを心がけています。
私が当病院に入ったのは、まだ先代が院長だった1981年のことで、知人の紹介で医療事務担当の職員として就職しました。そして、日々患者さんや看護師の姿に触れるなかで、看護という職業に魅力を感じるようになりました。そこで院長の勧めもあって、働きながら看護学校に通い、正式に看護師として働くようになったのです。当時からは、建物や施設はすっかり新しくなり、職員も約70名が230名へと増えましたが、変わらないものは人のあたたかさとやさしさですね。私も先輩、上司に恵まれて、ここまで来れたのだと実感しています。また新しい院長のもとで、「かぶとやまルネサンス」を掲げ、「地域にとって必要不可欠な存在」となるべく生まれ変わった建物・施設もすばらしいと実感しています。働くスタッフにとっても就労環境は重要です。職員がキリキリとした顔をしていたら、患者さんの心のケアはできませんからね。これからの目標としては、介護と医療の架け橋となり、在宅支援の充実に力を注いでいきたいと思っています。患者さんの言葉のはしばしや表情のちょっとした動きからも気持ちを汲み取ることができるような、感性豊かな看護師の応募に期待しています。
1981年4月に医療事務担当の職員として就職。
働きながら看護学校へ通い、看護師として勤務。現在に至る。